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2026.02.15

第51回衆議院議員選挙 総括と未来への決意 ー「ゼロからの再出発」持続可能な社会への信念は揺るがない

日頃より山崎誠の活動に温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。 このたびの第51回衆議院議員選挙(2月8日投開票)におきまして、私は神奈川5区(横浜市戸塚区・泉区)から「中道改革連合」公認で立候補いたしましたが、小選挙区において53,593票(得票率26.7%)にとどまり、当選を果たすことができませんでした。また、党全体の大敗に伴い、比例南関東ブロックでの復活も叶わず、議席を失う結果となりました。

私の力不足により、皆様の熱いご期待に応えることができず、誠に申し訳ございません。寒風吹きすさぶ中、ポスター貼りやビラ配り、電話がけにと奔走してくださったボランティアの皆様、そして貴重な一票を託してくださった有権者の皆様に、深くお詫び申し上げますとともに、これまでのご厚情に心からの感謝を捧げます。

本レポートでは、なぜこのような歴史的敗北を喫したのか、その要因を真摯に分析し、私が今後どのように政治活動を再構築していくか、その決意をご報告させていただきます。

1.「中道改革連合」敗北の分析

今回の選挙は、自民党が単独で絶対安定多数を超える316議席を獲得する一方、野党第一党であった中道改革連合は公示前の167議席から49議席へと激減する、壊滅的な結果となりました。この敗北は、単なる「逆風」の一言では片付けられない、構造的な要因が複合したものです。

(1)「数合わせ」と見られた新党結党

最大の敗因は、立憲民主党と公明党の合流が、有権者には「理念なき数合わせ」と映ってしまったことにあります。私たちは「中道改革勢力の結集」を掲げましたが、実際には「1+1=2」にはなりませんでした。 各種データが示す通り、旧立憲民主党を支持してくださっていたリベラル層の多くが、政策の変節(実際には立憲民主党の政策は概ね引き継がれていましたが)に失望し、投票所から足が遠のくか、他党へ流出しました。同時に、期待された公明党の組織票も、短期間での合流決定により現場レベルでの協力体制が構築しきれませんでした。また、神奈川5区において、野党共闘が崩れ、日本維新の会や日本共産党との票の分散が起きたことは、結果として自民党候補の圧勝を許す形となりました。

(2)政策的アイデンティティの喪失

私はこれまで、環境・エネルギーのエキスパートとして、「原発ゼロ」「再生可能エネルギー100%」をライフワークとして訴え続けてきました。中道改革連合の結党にあたり、党の基本政策は「現実路線」へと舵を切ったとされ、 具体的には、「安全性が確認された原発の再稼働容認」や「安保法制の合憲化」といった方針が示されました。これらは、これまで立憲民主党として掲げてきた政策と大きくかい離するものではありませんでしたが、政策の変更があったとする報道などもあり、有権者には誤った理解を与えることになってしまいました。 「現実的な対応」、公明党のこれまでの主張との調整を重視するあまり、私たち独自の「目指すべき社会像(ビジョン)」が霞んでしまい、自民党との対立軸が不明確になったことが、無党派層の離反を招いたと痛感しております。

(3)「刷新感」の欠如とデジタル敗戦

高市早苗総理による「初の女性首相」という祝賀ムードと、強いリーダーシップへの期待感が「高市旋風」を巻き起こしました。対して、私たちは「中道」という言葉が象徴するように、どこか古色蒼然としたイメージを払拭できませんでした。 若者などデジタルネイティブ層に対し、私たちの訴えは届いていなかった。既存の組織戦に頼り、現代のコミュニケーション環境に適応できていなかった点も、猛省すべき敗因です。

2.「ゼロからの再スタート」~今後の活動方針~

議席を失った今、私、山崎誠は市井に戻りました。気候変動の危機や、格差の拡大といった課題が解決したわけではありません。政治の場を離れた今だからこそ、本来の「山崎誠」として原点回帰し、活動を展開してまいる所存です。

(1)「エネルギー転換」の実践者へ

私の政治の原点である「自然エネルギー立国」への取り組みを、より具体的に進めます。 特に、選挙戦でも訴えた「屋根と農地からのエネルギー革命」を、政策提言にとどめず、地域の実践活動として推進したいと思います。具体的には、戸塚区・泉区の農地において、農業と発電を両立する「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」のモデルケース作りを、地元の農家や市民エネルギー会社と協力して進めたいと思います。 地域でお金とエネルギーが循環する具体的な成功事例を作りたいと思います。

(2)デジタル・コミュニケーションの刷新

 これからの政治には、双方向のデジタルによるコミュニケーションが不可欠です。これまでの街頭演説や紙のレポートに加え、YouTubeやSNSでの発信をこれからも続けます。 単なる活動報告ではなく、エネルギー問題や物価高対策などについて「解説動画」や、皆様からの疑問に答えるライブ配信やデジタルによる意見募集などを通じ、無党派層や若い世代との対話の回路を開きます。「伝える」から「伝わる」へ、発信のあり方を根本から変えていきます。

(3)地域に根ざした「顔の見える」活動

お一人お一人との対話がすべてです。 駅頭でのご挨拶を再開すると共に、今後は「生活相談」や「ミニ集会(立憲カフェのような対話の場)」をこまめに開催し、地域の皆様の困りごとに耳を傾けます。物価高や孤立に悩む声に寄り添い、現職議員とは違う視点で、行政や専門家につなぐ「地域のコーディネーター」としての役割を果たしていきます。

結びに

「今日の安心を、未来の希望を」。 このスローガンに込めた思いは、いささかも変わっておりません。 今回の敗北は、私自身が政治家として脱皮するための試練であると受け止めています。巨大与党に対峙し、健全な民主主義を守るためには、批判だけでなく、確かなビジョンと実績を持った「強い野党」が必要です。エネルギー政策のプロフェッショナルとして、そして誰より地域を愛する一市民として、戸塚区・泉区を拠点に活動を継続いたします。 今後とも、山崎誠への変わらぬご指導ご鞭撻を、何卒よろしくお願い申し上げます。

前衆議院議員 山崎 誠