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2020.11.29

オンラインで語る会、逢坂誠二衆議院議員にご参加いただきました

本日はオンラインで語る会を開催、全国から参加された皆さんと新型コロナウイルス感染症について、若者の政治参加・若者施策について、エネルギー・環境政策についてなど活発な議論となりました。

ゲストは逢坂誠二衆議院議員、原発ゼロ基本法をまとめた時のエネルギー調査会会長、その後、旧立憲民主党の政調会長も務められた政策通。大変示唆に富むお話をいただきました。逢坂さんの委員会での質疑、原発を止めるために、ロジックを積み上げてゆく姿勢には大いに学ばせていただきました。

皆さまとの議論の主なポイントは以下の通りです。引き続き開催を続けます。全国からのご参加お待ちしております。

〇 新型コロナウイルス感染症の拡大について

・政府の対策は後手に回っている。PCR検査の実施数が伸びないのが大きな問題、社会的検査の徹底的な実施を求める

・国−都道府県−市町村の連携がとれていない、都道府県毎に対応が異なるなど問題がある

・「生活と事業の支援」について、現在の支援策の延長、更なる充実を求める(10兆円もとった予備費の活用により、スピーディーに実施する)

・政府の施策は不十分、野党の指摘も極めて重要になっている(政府・与野党協議会)

〇 若者に対してどのような政策を提案するのか、若者に対してどのようなアプローチが可能か

・貧困で十分な教育を受けることができない、家庭が生まれている。経済格差が、教育格差につながり、貧困の固定化にもつながる

→誰もが希望すれば教育を受けられる、すべての教育の無償化は実現する。(ベーシックサービスとして)

・奨学金という名の教育ローンに、若い世代が縛られてしまっている。結婚できない実体がある。

→実体の調査が必要(日教組の情報がある)、返済が大変な足かせになっている。(非正規雇用の拡大などと相まって)返済免除など思い切った施策を検討したい。

→単に給付型にしても問題がある。能力主義につながる。

・若者の低投票率と若者向け政策が少ないことの悪循環が発生しているのではないか。

→若者は環境政策に対する意識が高いのではないか

〇 エネルギー政策、環境政策を打ち出す

・原発ゼロ、自然エネルギー100%によるカーボンニュートラルをめざす。原発依存の自公との対立軸を明確にする

・原発を止める議論については、ロジックが大切。ロジックで原発をとめる。(避難計画の問題等で攻める)

・CCS、CCUの扱いについて、1.5℃目標の達成との兼ね合いが問題。オーバーシュートを認めることはできない。

・建物の断熱化が重要、環境性能をあげる取り組み(横浜市ではエコリノベーションに補助を出している)に力を入れる

・エネルギー政策について、マクロ政策と地域の取り組み(街のオフグリッド化など地域の成功事例を積み上げる)を組み合わせて組み立てるのが有効

・ガソリン車の新車販売停止など、明確な目標設定をするべき

〇 来たるべき衆議院議員選挙について

・共産党さんも含めて野党統一が重要。党派の利害を超えて協力し合えるか

・なかなか政策を訴求させることが難しい、更なる工夫が必要