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2020.04.08

新型コロナウイルス感染症の拡大、緊急事態宣言が発令されました

新型コロナウイルス感染症の拡大、昨日、改正新型インフルエンザ対策特措法に基づく緊急事態が宣言されました。緊急事態は地域と期間を区切って宣言されますが、今回は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都道府県に対して1ヶ月(5月6日)までの期間となりました。指定された地域の自治体の知事が不要不急の外出自粛を要請できるようになるほか、学校や大規模施設について使用停止の要請・指示が可能になります。

初めての緊急事態宣言ですので今後の見通しも不透明ですが、とにかく私たちにできることはひとり一人が感染しないこと、基本的なルールを守って冷静に行動することにつきます。三密(密閉空間、密接な接触、密集した場所)を避ける、不要不急の外出を自粛、手洗いの徹底、咳エチケットなど、ひとり一人の行動が問われることになります。

特に宣言が出された直後は、皆さん不安になって買い占め等がおこりますが、その際に感染が広がることが懸念されています。通常の購買には支障が出ないように物流は確保されますので、ここは慌てず落ち着いて行動することがなにより大切です。お仕事もこの際、働き方改革の実践を。極力、テレワークで、出勤する場合も思い切った時差出勤をお願いします。(全ての方にお願いできるわけではありませんが)

今後、政府が提案している補正予算108兆円による緊急経済対策をとにかく素早く実施するよう働きかけます。医療現場の支える施策を徹底的に実施すること。マスクやガウンなど衛生材料、人工呼吸器、人工心肺の確保と共に、医療従事者の皆さんを支える支援がどうしても必要です。人員を確保すると共に頑張ってくれている皆さんへの緊急の手当なども検討すべきです。経済活動の停止で広がる影響をしっかりと下支えをする全国民への給付・休業補償等、税や保険料、その他支払の猶予・減免などの措置の実施を徹底的に訴えてゆきます。

政府は、このまま感染拡大が続けば、感染者は1カ月後に8万人を超えるとし、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができると説明しています。

先進諸国で悲惨な医療崩壊が実際に起きています。これは決して他人事ではありません。私たちのひとり一人の判断と行動が問われています。とにかく家にいる、人との接触を避けることを徹底しなければなりません。命に関わる問題として緊急事態宣言を受け止めて頂きたいと思います。

※写真はスーパーの開店前の様子です。開店を待つ人の列ができています。感染拡大の恐れがある危険な行為です。