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2021.09.28

土地区画整理事業、影響を受ける住民の皆さんの声

瀬谷区で進む土地区画整理事業(瀬谷区二ツ橋北部地区)、昭和33年に都市計画決定がなされていましたが、それから60年以上、ようやく第1期地区の工事が令和3年4月に着手されました。事業計画決定がなされることで工事が一気に進んでいます。

続く第2期地区(2期以降地区)の住民の皆さんから声が上がっています。事業説明、懇談会、地権者ヒアリングなどが進んでいましたが、コロナ禍にあって今後の予算付けの目途が立たず、事業化が遅れているとのこと。住民の皆さんの高齢化も進、住宅の住み替え、引っ越しがどうなるのか、家のリフォームなどに着手しても良いかなど、今後の見通しが付かないとの不安の声を頂いています。言うまでもなく住まいは生きるのに不可欠なもの、住み慣れた家を手放すというのは住民の皆さんにとって大変なことです。早く明確な方針決定が求められます。

二ツ橋北部土地区画整理事務所に伺い、状況を確認してきました。コロナ禍で予算が厳しくなっているとのこと。2期地区では130億円程度の事業費が見込まれるため、今のところ事業化のタイミングについて目途が立っていない。住民の皆さんからの事業化を急いでもらいたいとの声になんとか応えたいが、なかなか難しいとのこと。

第2期地区を分割するなど工夫して、予算の獲得の目途を付けて早めの事業化の決定をお願いしたいと申し入れました。家のメンテナンス・リフォームにかかる費用については一定、買い上げの際に評価されるというお話し、事業化前の先行取得の可能性についても柔軟に対応してもらいたい旨お願いしました。

事業自体、進めることは決まっており、あとはタイミングの問題です。地域の皆さまの利便性などを考えれば、早いタイミングでの着工が求まられます。該当地域は狭あい道路も多く、災害時の対応も難しいエリアになります。一刻も早く、第2期地区についても事業をスタートすべきです。今後も事業の進捗を注視していきます。