しろうとゼミ!vol.02 ニッポンの直しかた 脱原発をどう進めるか、放射能汚染とどう向き合うか

2011年7月16日(土)

7月2日のしろうとゼミ! Vol.01に引き続いて、vol.02を開催いたしました。vol.01に引き続いて、福島原子力発電所事故を受けて、脱原発について、エネルギーシフトについて、放射能汚染について等をテーマに、フリーディスカッションを行いました。参加者からどんどん発言いただいて大変有意義な時間となりました。

3.11の原発事故を受けて、本当に皆さん真剣に今後の日本のあり方について考えていること、その中で、日本の進むべき道を示すことができていない民主党政権への疑問、放射能汚染への対処の仕方に対する怒りをもっていることがよくわかりました。山崎誠の脱原発、環境重視、命の尊重のスタンスを崩さず、本日の議論を、今後の活動につなげていきたいと思います。

いただいた主な意見は以下の通りです。多くの貴重なご指摘を頂きました。ありがとうございました。

  • エネルギー消費量が1970年代から3倍程度、伸びているととのことだが、これは経済成長のおかげである。経済成長とエネルギー消費はパラレルに推移しているのであり、経済規模が大きくなった今、70年代の水準にエネルギーだけを戻すことは難しい。
  • 原子力依存からの脱却に異論のある人は少ない。問題は脱原発に向かう具体的なロードマップをどのように描くかである。具体的な数字を示し、時間軸と手順を示さなければ説得力がない。
  • 放射能汚染について、政府の対応は甘い。基準の設定なども曖昧、しっかりとした考え方を示すべき。子どもたち、次の世代のことを絶対に守ること。
  • 政府の情報発信は十分でない。放射能の影響について毎日、記者発表するようなきめ細かな対応が求められている。原発事故の報道について日本と海外で差がありすぎる。
  • 放射能汚染についていまだに安全だというが、内部被曝などについて十分に考慮されているのか疑問。
  • 絶対安全などあり得ない。放射性物質を除洗するというが、放射性物質はどこに行ってしまうのか。どこまでも汚染が続くことを認識すべき。
  • 今回の原発災害で被った経済損失はきわめて大きい。しっかりと把握していくべきである。
  • 原発災害で苦しむ中小企業の声に耳を傾けてもらいたい。日本の幸福度はいつも低い。本当に幸せといえる社会を創ってゆかなければならい。
  • 政治にはトータルな議論をお願いしたい、。原子力だけを切り離して話をするのではなく、エネルギー政策、経済政策など総合的な視点をもって議論を進めるべき。数字をおさえること。
  • 民主党内の不一致はどうしたことか。民主党のスタンスが見えない。どうしてはっきりと脱原発を打ち出せないのか。菅総理を支持すべきである。
  • 使用済み核燃料への対応を急ぐべき、燃料プールは大変危険である。早急に対応をとらなければさらなる大事故につながるのではないか。
  • 自然エネルギーをどうしてゆくのか、展開の見通しがよくわからない。
  • エネルギーがトータルにわかる国会議員がいない。
  • 電力の自由化、発送伝分離、東電の賠償問題にどのように挑むのか。
  • 事業仕分けで自然エネルギーへの補助が打ち切られている。伸ばすべき時に逆行ではないか。
  • 身近な原子力問題についてもしっかりと対応すべき。

など

脱原発で30年。山崎誠はぶれません。
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山崎誠

山崎 誠

(やまざき まこと)

衆議院議員 立憲民主党神奈川県第5区(戸塚区・瀬谷区・泉区)総支部長。

立憲民主党政務調査会副会長、エネルギー調査会事務局長。経済産業委員会、東日本大震災復興特別委員会委員。

環境・エネルギー・地方創生・社会保障政策・教育政策を中心に活動を展開。

元横浜市会議員、日揮株式会社、株式会社熊谷組勤務。

山崎誠政策研究所代表、森びとプロジェクト委員会顧問、よりそいサポートネットワーク事務局長等

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