社会保障の抜本改革、あるべき医療・福祉のかたち
2011年2月18日(金)
日本リハビリテーション病院・施設協会名誉会長、澤村誠志先生の意見を聴きました。医療・介護・福祉(障がい者含む)を一体で地域で支える地域包括ケア、ノーマライゼーション、インクルージョンの考え方に基づく社会保障改革を提案。お年寄りも障がいのある方も様々な方が地域でいっしょに暮らす、施設に頼らない在宅での介護を基本として24時間の訪問サービスなどで支える仕組みが示されました。
医療改革についてはプライマリケア(中軽傷者[慢性]への対応)の重要性を強調、専門家庭医を育成し、グループで地域を循環して往診する体制を確立する。また、自由診療から地域に専門医がバランスよく配置されるような制度への移行も必要とのこと。大きな改革になりますが、いまの疲弊した日本の医療を立て直すために大変重要な指摘であったと思います。
大変内容の濃いお話で感銘を受けました。世界各地を歩き、医療の最前線での経験をベースにした提案、大切にしなければなりません。
資料: 医療・介護・福祉の地域ビジョン(PDF)
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