京都、綾部の感謝の祭りにて、原発、放射能汚染、食の安全、いまの政治について語る

2012年10月9日(火)

京都の綾部市で開かれている感謝のまつりに参加しました。秋晴れのもと、山々に囲まれ会場は大変すがすがしく良い雰囲気。自然を大切にする生き方を実践する人たちの様々なブースが並ぶ。大人も子どもも裸のつきあい、音楽あり踊りあり祈りありのお祭り。(写真下、ロケットストーブ、簡単な構造だが通常の煙突と異なり熱効率を大幅にアップさせることができる)

私は政治家と語るビジョン・ミーティングにゲストとして参加、日頃の思いの丈をお話ししました。原発問題、再生可能エネルギーの課題、災害廃棄物の広域処理の問題、福島の除染や食の安全についてなど、煎じ詰めると、どうして私たちは地球を大切にする生き方が出来ないのか。例えば、使用済み核燃料や事故のリスクを抱える原発について、これ以上依存することは出来ない。再生可能エネルギーを普及しようとしてかけがえのない森を破壊する。守るべき自然が自然に優しいはずの再生可能エネルギーの普及のために壊される矛盾。明らかなこうした事実が通らない日本の政治、社会どうしたら変えられるのか、どうしたら正しい政治(あえて言わせていただいて)が実現できるのか参加者の皆さんと熱く語り合いました。

参加者の皆さんからも様々、貴重な意見や提案をいただきました。(以下はその一部)

  • 再生可能エネルギーの普及について地域を単位にしたその地域にあった再エネを増やしていって、それをつなげるネットワークを創るべき。ネットワーク化のための組織を作る。
  • いなかと都市の格差をどのうに埋めていくのか。地元の政治家も地元のために一生懸命仕事している、国をほんとに思う政治家は一握りというのは本当か。
  • 市民のネットワークを時間をかけてでもつなげ広げてゆかなければ新しい政治を動かす力にはならない。
  • 新しい勢力をこれからつくのでは間に合わない、たとえば脱原発の立場をとる現職議員を見定めてそれぞれ徹底して応援することが良いのではない。
  • 生物多様性の価値をベースにした国づくりを進めるべき。生物多様性の価値を広められないか。
  • 健康につながる食をもっと大切にすべき。健康な体を作ることが健全な社会づくりにつながる。
  • 風力発電のために貴重な自然が破壊されそうになっている。(徳島)こうした再生可能エネルギーの普及のあり方に反対。
  • 政治家の勉強が足りないのではないか。もっと現場を理解すべき。また、政治家同士でもっとわかり合える努力が出来ないのか。
  • 市民が政治家に対してどのように働きかけるのが有効か。有権者の力を集票を持って表すべき。
  • 政治家への献金はやめるべき。政党交付金はそのために支給されているのではないか。
  • DCハウスのような取り組みを普及させるべき。
  • 虐待やいじめなど社会問題についてもっとその実態について知り共有すべき。そうすることで解決の道が開かれるはず。
  • 福島原発事故に直面して多くの人たちが傷ついている。そうした痛みに沿った政治が行われるべきではないか。
  • がれきの広域処理について、情報が隠されていて地元の人たちが知らないうちにことが進んでいる。焼却処分により大気中に有害物質が放出される。大問題である。
  • 官僚が日本を支配しているという。政治家に頼るよりも、官僚に直接働きかける方が効果が上がるのではないか。

私からは政治が機能していない実体、その理由等について率直にお伝えしました。新しい政治の必要性。そのための市民の応援のあり方。時代の大きな転換点、待ったなしの日本の窮状を救うためにいまこそ夢と希望を持って立ち上がる。明日につながる多くの出会いをいただきました。感謝。

脱原発で30年。山崎誠はぶれません。
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山崎誠

山崎 誠

(やまざき まこと)

衆議院議員 立憲民主党神奈川県第5区(戸塚区・瀬谷区・泉区)総支部長。

立憲民主党政務調査会副会長、エネルギー調査会事務局長。経済産業委員会、東日本大震災復興特別委員会委員。

環境・エネルギー・地方創生・社会保障政策・教育政策を中心に活動を展開。

元横浜市会議員、日揮株式会社、株式会社熊谷組勤務。

山崎誠政策研究所代表、森びとプロジェクト委員会顧問、よりそいサポートネットワーク事務局長等

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