「みどりの風」党綱領、どんな日本を目指すのか(2) 自然資源の保全と活用
私たち「みどりの風」は結党と同時に党綱領を発表しています。この綱領こそ、私たちの理念、100年先の日本、国民の皆さんの暮らしを提案しています。党綱領の4本柱は、①日本型の共生社会、②自然資源の保全と活用、③一人ひとりが自らを生かせる社会、④ものを言える日本の外交
「みどりの風」 党綱領(2)
自然資源の保全と活用
人間が生きて行く上で、もっとも重要な資源は、きれいな水と空気であり、土である。持続可能な社会にとっての必須条件である水、空気、土と生物多様性、再生可能なエネルギーという観点で考えれば、日本は必ずしも資源小国ではない。むしろ、国土の3分の2を占める森林が生み出すきれいな水や酸素に関しては資源大国であり、複雑な地形と豊かな四季の変化がもたらす生物資源もまた、然りである。この恵みの下、日本人によるていねいで創意工夫に満ちた稲作をはじめとする農業が培った土とその作物、そして環境保全技術の質は世界レベルのものである。問題は、これらの自然資源とこれを保全し、活用する営みが長きに亘って軽視され、然るべき敬意と対価が払われてこなかったことである。
私たちは、国民全体で力を合わせて自然資源の保全と活用を行う政策への転換を図る。全国津々浦々の地域コミュニティが、その重要な役割を担う事によって活性化し、人間らしい生活の中で自立と豊かさを取り戻し、自然の中に子どもたちの元気な声が響く地域社会を再生しなければならない。同時に再生可能でコンパクトなエネルギー自給自足システムをはじめとする循環型社会を目指すべきである。そのためには、農林水産業の適正な発展に加え、新たな社会システムや自然資源の保全と活用のための科学・技術基盤の整備と拡充、および人材育成を行っていかなければならない。さらには、一元的に金銭的な価値観のみで捉えられてきた経済の指標に、自然や人間性の寄与を組み込んで、真の経世済民とするための国民的、世界的な探求を促していく。
山崎誠の補足
自然をどのように守っていくのか。人間が手をつけるべきでない、手つかずのままで大切に次の世代に手渡すべき自然と人間が保全活用する自然があるべき。前者は遺伝資源の大切な宝庫としての価値を最優先する。後者は日本がもともと持っていた里地・里山・里海の考え方を活かし、持続可能なかたちで活用しながら生態系を守る。それぞれをうまくゾーニングすることが必要となります。
自然の保護、保全の主役は国民全体。農林漁業に従事されている方々、NPOやNGO、市民活動団体、地域コミュニティー等、全国で自然保護に取り組んでいる市民が主役の自然環境の保全と活用。行政はそうした活動を徹底的に支援する。生物多様性国家戦略が改定されましたが、今後整備されていく地域戦略の充実を目指します。
私たちの綱領には「脱原発」の言葉は出てきません。綱領は50年、100年と持ち続けるもの。脱原発は、遅くともここ数年で実現すべきもの、私たちが綱領で掲げる社会、日本を実現するための当然の前提となります。即時すべての原発稼働停止、廃炉も視野に具体的な施策として、徹底的に取り組んで行きます。
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